今の仕事

建設業界と会社員

タケさんがこの業界に飛び込んで20年、建設業界は大きく変わりました。

変わったのは建設業だけではなく、世の中全体に言える事かもしれません…

始めにお断りしておきますが、これはあくまでも私タケさんの肌感覚で感じている事なので、建設業界すべてにおいてという話ではありません。

共感できる方も共感できない方も多数いらっしゃると思います。

あくまで私タケさんの世界観ということで読んで頂けると幸いです。

20年前の建設業界

それでは20年前の建設業界を見てみましょう♪

  1. 3Kの極み
  2. 職人と呼べる人材が豊富
  3. 現場管理はKKD!!!
  4. 良くも悪くも失敗には寛大

3Kの極み

やっぱりこの一言に尽きますね!

「キツい」「汚い」「給料が安い」

今も昔も変わらない。だけどこれ、一つ注意点が!これはあくまで会社員の場合です。

職人さんなど個人事業主の方はそれなりに稼いでいました。

もっと昔はものすごく稼げていたらしいですが。昼から仕事投げ出して韓国旅行行ったりとか(笑)

まぁ会社員でも社員旅行で海外に行っていたとは聞きますが…

職人と呼べる人材が豊富

タケさんの初めての会社は木造主体の会社でした。

例えば大工さん、構造体の抜き替えや移植、タイコと呼ばれる曲がった梁の組合せなど、タケさんの周りには当たり前のようにいました。

当時で平均年齢60代前半という何とも言い難い年齢の大工さん達でしたが(笑)

それから左官屋さん!五右衛門風呂などの焚物風呂や、耐火煉瓦積のかまどなど作れる左官屋さんがいました!

その方の作ったかまどは不思議と煙が逆流しない。

大工さんにしろ、左官屋さんにしろ、こういうノウハウを持った職人さん、今ではどれだけいるのでしょう?

そういう技術が必要な仕事から離れてしまったので知る由もありませんけど。

現場管理はKKD!!!

現場管理に必要な事、それは「顧客管理」「工程管理」「出来高管理」です。

いいえ違います。

現場管理とは!?

「経験」

「勘」

「度胸」

以上!20年前の現場管理でした!

っていうと元も子もないので(笑)

当時の現場管理は「個」に紐づいたものでした。ノウハウを蓄積て共有化し、仕事を平準化するシステムが地場の中小零細企業にはありませんでしたので。

工務店さんが出す見積書ですら、手書きの見積書も普通に目にするくらいでしたから。

良くも悪くも失敗には寛大

今も昔も失敗には大寛容(笑)でも当時はもっと寛容でした。

ここについては多くは語りません。お察しください(笑)

でも今は世の中全体失敗には非常に厳しい(>_<)

日本の「おもてなし」の文化は一体誰のものなのでしょう?

ちょっと話がずれたかな?

建設業界の今

ではでは今の建設業界はどうでしょう?

  1. 若手不足
  2. 雇用時間管理の厳格化
  3. 品質の向上、管理データの増大化
  4. 外国人労働者の増大

若手不足

居ない!ホントに現場で見ない!!

若手を見る業種は「足場業」「内装業」「造作大工業」「軽天工事業」「水道工事業」「電気工事業」これくらいですかねぇ~

逆に若手を見ない業種「左官業」「左官業」「左官業」大切なことなので三回書きました(笑)

あとは「構造大工」「インフラ土工業」かな?

最後に「現場監督業」!!!これは本当に一番深刻!!!

マジで若い人がいません!特に大きい現場!!!

でも何か気付きません??

ルールや仕組みが出来上がっている業種は若手がいます。

逆に経験や「勘」にたよる部分が大きい職種は…

スピード化が進んだ今、下積みなんていうのは不要なのでしょうか?それとも効率の悪いものなのでしょうか?

雇用時間管理の厳格化

ここは会社員限定かもしれません。

昔は平日に休みたいなんて言うと「えっ?休むの?」なんて言われたものです(笑)

現場を動かしている職人さんは個人経営者が圧倒的に多いです。

彼らは働いただけ収入に直結します。カレンダーに色のついた日なんてありません(笑)

働きたい職人さんと、休まないといけない会社員、利益は上げたいけど休みをあげないといけない会社…

三者の思いは平行線のままです(笑)

品質の向上、管理データの増大化

建物に関する要求品質は日々向上しています。

でも建築費はそれに見合う増加はしていません。

車はどうですか?今100万以下で買える軽自動車はありますか?

私が社会に出た頃は軽自動車は100万円で買える新車がゴロゴロありました。

要求品質が上がったのに上がらない単価のしわ寄せはどこに来ているのでしょう?

外国人労働者の増大

私が暮らしている九州の地方都市でも増えています。

単価競争にはいった建設業従事者はますます若手が遠ざかります。

もう国内での技術継承は厳しくなってくるのかもしれません。

これからの建設業

これからの建設業はどう変わっていくのでしょうか?

タケさんなりに考察したいと思います。

  1. ますます求められる業務効率化
  2. インボイス制度で個人事業主の生存競争激化
  3. 業界全体に求められるITスキル

ますます求められる業務効率化

会社員にしろ、個人経営者にしろ、腕や知識だけでは難しい時代になるのではないでしょうか?

個々の仕事の技能面以外に、出来高のアウトプットが必要になってくると思います。

職人さんは、日々の仕事の出来高報告書を写真付きでクラウド報告したり、現場監督さんはそのデータを元に進捗管理…

さらには合間の時間で次の現場の見積り作成。

現場実働週5日が叫ばれている中、ますます働き辛くなりそうな予感しかしません。

インボイス制度で個人事業主の生存競争激化

会社員も大変ですが、これからは個人事業主の職人さんも大変な時代になるかと思います。

2023年度から始まるインボイス制度。企業は間違いなく納税事業者を選びます。

税制知識のある事業者だけが生き残っていけるのでしょう。

しかし、淘汰される事業者がいるということは、上流にいる業者の首も絞める。

日本では税という枷から逃れる事は厳しいようです。

業界全体に求められるITスキル

増え続けるデータ管理、資料作成。

求められる顧客満足度。

働く時間を規制する法制度。

新しい税制度に対応する力。

これらを全てカバーするには業界全体のITスキルの向上しか道はありません。

何事にも寛容だった建設業界にも変革の時代が来ているのでしょう。

これから建設業界を目指す方、若手の方へ

最後にこれから建設業界を目指したり、もしくは建設業界に身を置かれている方へ。

悲観的な話が続きましたが、それを嘆くも商機と捉えるかはかは貴方次第です。

下積みが必要な仕事は大変ですが、絶対に無くならない。

国が副業を推進している今、会社員の出来ないことは個人事業主の出来る事になる。

少し目線を変えれば世界は大きく変わると思います。

私の脳内妄想が具現化出来たら、またブログで報告します!

本日のブログは以上!今日は更新遅れたので…

明日も皆様お幸せに!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA